中学生の頃から勃起した時の屈曲に気づきました。痛みはありませんでした。
普段は包茎でしたが曲がりはないし、はじめは誰でもこんなものかと思っていましたが、 その後、自分だけの症状であることに気づき、コンプレックスを抱くようになりました。
人に相談することもできず悩んできましたが、ネットで屈曲ペニスの手術のことを知り、 銀座みゆき通り美容外科さんにメールで相談したところ、親身に対応して下さったので、思い切って来院することにしました。
仮性包茎の状態で、平常時には何ら変形はありませんでした。
ご本人にお伺いしたところペニスに外傷を負った経験もなく、診察上ペニスにしこりを触れることもありませんでした。
平常時の状態(正面)
仮性包茎で、しこりや変形はない。
平常時の状態(斜面)
仮性包茎で、しこりや変形はない。
ご来院前に、ご自宅で勃起時の状態を撮影していただいたところ、下方向に明らかな屈曲変形を認めました。
生まれつきの症状であることから、屈曲ペニスの原因は先天性の陰茎湾曲症であると診断しました。
勃起時の状態(側面)
下方向への屈曲変形がある。
勃起時の状態(上面)
下方向への屈曲変形がある。
ペニスは1ヶ所で鋭角に曲がっているというよりも、緩やかに下方向に湾曲しています。
このためペニスを真っ直ぐに治すために、3ヶ所(赤矢印)で少しづつ上向きに修正する方針としました。
さらに、勃起角度を上げるために、ペニス根元での上反り修正(緑矢印)も効果的と判断しました。
下方向への屈曲を上方向に3ヶ所で修正する場合、さらに上反りの目的で根元で上方向に1ヶ所で修正する場合の、 2パターンを画像でシミュレーションしました。
上方向に3ヶ所修正する場合のシミュレーション
上方向に3ヶ所修正し、さらに根元で上反り修正する場合のシミュレーション
シミュレーションを元にご本人と話し合いをした結果、上反り形成も含めた修正を行う方針となりました。
また仮性包茎も同時に治すことになりました。
修正箇所が多いことから、局所麻酔注射もペニス全体に行う必要があり、手術時間は2時間程度になることが予想されました。
局所麻酔でも手術は可能でしたが、麻酔注射の痛みや手術時間の長さの負担を感じなくするために、 点滴で眠っている間に無痛で手術が完了する静脈麻酔を選択することになりました。
仮性包茎の皮膚切除のデザインです。(正面)
仮性包茎の皮膚切除のデザインです。(裏面)
手術直後の状態です。
包帯で保護して終了します。
2週間後、抜糸の直後です。(表面)
自然な仕上がりです。
2週間後、抜糸の直後です。(裏面)
自然な仕上がりです。
3ヶ月後の状態です。(正面)
包皮を引っ張り傷口を露出させても目立ちません。
3ヶ月後の状態です。(裏面)
裏すじ(包皮小帯)を残すように治しています。
少し心配でしたが親切な対応のおかげでいつも通りの心境でした。
患部が腫れていて変色していた。
強い痛みが起き、腫れが大きくなっていた。
痛みはだいぶ落ち着いてきた。
痛みはだいぶ落ち着いてきた。
痛みはほぼなくなった。
腫れが少しづつ落ち着いていた。
同上
腫れがほとんどなくなって動きやすくなった。
包帯も外れ普段通りの生活ができるようになった。
腫れはほとんどなく、痛みもあまり感じられることはない。 時々かゆみが生じるぐらいで、その他の気になる点はなかった。
1か月目とほとんど変わりなく、日常生活で気になる点は特にないです。 痛みや腫れはほぼなくなりました。
特に気になる点は無いです。 痛みも腫れもなく、普通どおりの生活が出来ています。
なかなか治療に踏み出すのが難しい症状だと思うので、まずは診断してもらうことをおすすめします。治療中でも普段通りの生活が出来るので、あまり時間の無い方でも大丈夫だと思います。院内は親切な人ばかりなので、気楽に通院することが出来たことを、とても感謝しています。