ペロニー病とは、陰茎海綿体白膜に硬いしこりができる病気です。
ペロニー病は、通常の屈曲ペニス(先天性陰茎湾曲症)のように生まれつきの症状ではなく、ほとんどの場合40〜50歳以降の年齢で発症します。
ペロニー病のしこりは正常な白膜と違い、勃起した時に伸びることが無いため、しこりの部分が内側になり陰茎が屈曲します。
勃起時にペニスが曲がるだけでなく、痛みが出たり、ED(勃起不全)の原因になったりすることもあります。
ペロニー病は癌のような悪性の病気ではありませんが、通常の屈曲ペニス(先天性陰茎湾曲症)とは違い、病状が進行することがあるので、まずは手術治療ではなく、病状の進行を防ぎ緩和させる薬物治療が主体となります。
具体的にはビタミンEやトラニラストの内服治療、ステロイドの注射治療を継続的に行います。
長期間の薬物治療の後、病状が緩和した場合には、通常の屈曲ペニスと同様に手術治療が行えるようになります。
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